防風通聖散の副作用

防風通聖散を飲んだら下痢に…!これって副作用ですか?

下痢気味の女性

 

ダイエット薬として有名なナイシトールやツムラ62番などですが、この薬の主成分は防風通聖散という漢方薬です。この防風通聖散ですが、その名前から想像がつくように元はダイエット薬というより、便通を良くする薬です。そのため、人によっては服用時の副作用として、下痢になることがあります。

 

防風通聖散に含まれる生薬とは?

防風通聖散には様々な生薬が含まれていますが、その中でも特に下痢の原因になっているのが大黄という成分です。大黄は便秘解消や利尿のために古くから使われてきた生薬で、腸の壁を刺激して内容物を外に排出させる働きがあります。そのために大黄甘草湯などの便秘を解消する薬に主成分として使われていますが、逆に言うと便秘に悩んでいない人がこの成分を含んだ薬を服用すると、下痢気味になってしまうという副作用がでる可能性があるのです。また漢方薬としては「虚弱な人には適さない。また、長期間服用すべきではない」というカテゴリーに属しています。

 

ではそんな副作用になるような成分は、抜いたほうがいいのではないか、と考える方もいるかもしれませんが、残念ながらそういうわけにはいきません。大黄を抜けば防風通聖散の効果である、便秘やむくみの解消によるダイエット効果もなくなってしまうからです。また防風通聖散の成分としては他にも緩下剤効果がある生薬が含まれており、その全てを取り除けば副作用もない代わりに、何の効果もない薬になってしまいます。

 

防風通聖散をはじめとする漢方薬の飲み方や注意点

このように、一般に安全なイメージがある漢方薬でもある程度の副作用は避けられないものですが、それが重篤なものにならないように、飲み方には気を付ける必要があります。

 

まず、防風通聖散のような漢方薬には同じ生薬が含まれているものが多数存在するので、他にも漢方薬を服用している方は飲み合わせに気を付けましょう。例として、風邪薬としてお馴染みの葛根湯や麻黄湯と防風通聖散の成分は、かなり重複しています。

 

その中でも特に注意してほしいのが、先述の大黄を含むものです。この生薬は胃腸や血圧に関係する漢方薬によく使われており、例えば調胃承気湯の主成分となっています。防風通聖散を飲んで胃腸の調子が悪くなったからと言って適当に漢方の胃腸薬を服用すると、その不調の原因成分をさらに摂取することになりかねません。別に漢方に限ることでもありませんが、思わぬ副作用を招くことがあるので、薬の飲み合わせには注意しましょう。

 

他に注意点として、用法用量はあくまで目安です。ある人が何ともないレベルの服用量でも、他の人では激しい下痢になることもあります。副作用が強すぎるようなら、用法用量を過信せずに量を減らしましょう。

 

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